2019年6月1日、2日、第32回横浜開港祭が臨港パークをメインみなとみらい21地区,新港地区、その周辺を会場に開催された。わが地域交流会は、2日のみの参加とした。2日は例年夜に花火大会があるので、人出が多いことを見越してである。
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●出展の主なねらい
企画は、「ソーラーバッタを作って、あそぼう!」、ソーラーバッタの組み立て工作教室である。
対象は小学生以上、太陽エネルギーの有効活用を子どもたちに考えてもらおうというのがねらいである。
1回の人数は10人。11時~、12時~、~13時~、14時~、15時~の5回を計画した。
参加料は600円とした。受付では予約表やつり銭がいるので、担当者は用意が大変である。

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●協力体制は世話人4人と、近隣グループ,(横浜と厚木)から一人ずつ
朝8時半から会場設営をした。出前発電所で電源を確保、お花畑などを展示、11時からの第一回目工作教室に備えた。天候は薄曇り、わずかに日差しがある穏やかな天候で、いままでの激しい暑さもなく、過ごし易い日よりである。

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●何人希望者が来てくれるか期待と不安
10時からの開場で徐々に観客が入ってきたが、わがブースは通りからやや離れたところで、呼び込みには不利な場所であった。、工作教室に希望者が集まるかどうか心配だった。受付担当が、一生懸命声掛けをして、1回目は予定の10人が集まった。教室は、マイクもなく周りの騒音に負けじと声を張り上げて説明をしながら進める。「お母さんやお父さん方、ここでは手出し、口出し無用に願います、しばらく我慢してください。わからないときや、困ったときには、われわれスタッフが助けますから」といって子供の自立を促す。子供たちはまじめに取り組んでくれる。
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●意外に多い部品の不具合
ほぼ組み立てを終わって実際に動くかどうか、外に出て確かめてみる、「動いた!」今までの緊張がはじけて笑顔になる。だが、毎回1~2人が「動きません?」という。係が確かめてみると、組み立ての不良もあるが、モーター自体が動かないのもある。やはりメードイン・チャイナは当たりはずれがあるのだ。できあがったところで、太陽電池の性質などをちょっと話す。「お家に帰って蛍光灯の光やLEDの明るい光の当ててもよく動かないよ。バッタの電池はシリコン太陽電池といって、太陽の光によく反応するんだ、ここは覚えておいて!
きょうの組み立て教室は、5回実施、参加者は40名であった。
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●横浜は国際色も?
こんなエピソードもあった。年配の外国人夫婦が組み立て教室の様子を近くで笑顔で見ていたが、次の回に自分も参加したいという。申し込みを受け付けたが、開始まで30分ほど間がある。携帯電話でなにやら一生懸命操作しながら困っている様子、誰も言葉が通じないので問いかけも説明もできない。
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アメリカ?との問いに「イングランド」と、身振り手振りでわかったことは、次の回の終わりでは、帰りの時刻に間に合わないらしい。バッタを持って帰りたいという。とっさに特別組み立て作業をしようと、手伝いもしながら20分ほどで完成させた。白熱電球で試したら威勢よく動き出し、歓声を上げ拍手して喜んだ。「ありがとう!」と周りのスタッフ一人一人と握手をして帰っていった。
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