今年度「フォーラム神奈川」は、2月16日(土)開催となった。例年より約1か月早まった理由は、例年の会場「横浜市開港記念会館」が3月は希望団体?が込み合って取れないためやむなくである。
昨年のテーマは2019年問題を踏まえ「太陽光発電:売る時代から使う時代へ」とした。今年はその延長線上で「再生可能エネルギー・新たな時代のはじまり」としたのである。参加者は65人で、会員以外の関心ある一般市民が、静岡や千葉など遠くからも参加者があった。

2月16日、フォーラム2019が開催された

2月16日、フォーラム2019が開催された
会員へは、往復はがきで開催案内を送った。その他は昨年同様いろいろなイベントでの口コミ、ホームページ、ポスター、チラシなどで、市関連施設や新聞、駅等に掲示・掲載してもらった。その効果が現れたのかと思われる。
最初に、田辺啓平地域代表から「これから卒FITを迎える方に、少しでも手助けになればと思い、本日のフォーラムを企画しました。それでは、十分議論をお願いします。」と発言があり開始した。

開会あいさつの田辺代表
講演1、上平 義樹 氏
(神奈川県産業労働局産業部エネルギー課太陽光発電グループ・グループリーダー)
演題「かながわスマートエネルギー計画の推進に向けた取り組み」
講演1:県・エネルギー課の上平義樹氏まず、福島原発事故、東日本大震災の影響、かながわスマートエネルギー構想、神奈川県再生可能エネルギーの導入等の促進に関する条例の成立、かながわスマートエネルギー計画(5つの基本政策)、太陽光発電の普及拡大(神奈川県内の状況)、神奈川ソーラーバンクシステム、「屋根貸し」太陽光発電事業、薄膜太陽電池普及拡大プロジェクト、ソーラーシェアリングの導入促進、自家消費型太陽光発電等導入補助、蓄電池導入補助(今年度の緊急対応)、エネルギー自立型住宅(ZEH、導入補助)、新・既存住宅省エネ改修費補助、エネルギー自立型ビル(ZEB・導入補助)、電力小売自由化のメリット、地域電力供給システム整備事業、2019年問題への対応、太陽光発電設備の共同購入事業―スケージュール、エネルギー自立型住宅・ビル・街の実現へ、など、大変多岐にわたり県の太陽光発電の関わる政策全般のお話をいただいた。「なるほど」「そうなんだ」と思われる内容で、改めて重要性を感じた。

講演1:県・エネルギー課の上平義樹氏
講演2、山本 隆禎 氏(ニチコン株式会社・蓄電システム企画部 部長)
演題「太陽光発電は、ためて、つかって、はしる時代」

講演2:ニチコン蓄電システム企画部・山本隆禎氏
最初にニチコン 蓄電システムのご紹介、(経営理念・経営方針、会社概要、ニチコン蓄電事業の歩み)、蓄電市場の動向とニーズの変化、家庭蓄電システム、市場規模予測、日本電機工業会(JEMA)日本の蓄電システムメーカー21社参加の動向など、2016年末EV関連報道で、EVショック日本経済の試練。世界のEV市場規模について、EV種か台数予測、国際エネルギー機関(IEA)発表2030年:2150万台(2018年5月30日)上振れ3800万台可能性あり、世界の現状:主要国の再生可能エネルギーの発電比較、ニチコンのめざす世界との取り組み、トライブリッド蓄電システムの特徴・メリット、ニチコントライブリッドシステム登場。

講演2:ニチコン蓄電システム企画部・山本隆禎氏
ポイント1「いつも」街乗りは、太陽光発電で、ポイント2「もしも」の停電時も電気を使えるから安心、ポイント3:あなたの暮らしに「ずっと寄り添う、ポイント4:作った電気を「無駄なく」つかえる。トライブリッド蓄電システムについて(蓄電池ユニット・増設ユニット・トライブリッドパワコン・室内リモコンV2Hスタンド)、毎日のクルマのエネルギーコストは0円に。単機能蓄電システム「EES-U3S1」2019年1月発売、系統連系型 新型V2Hシステム解発019-5月発売、ZEH,ZEH+補助金、本年度、来年度補助金動向、「補助」から「規制」へ。H31年度当初予算 災害時活用家庭用蓄電システム補助金、についてなど。講演は聴衆の心理をつかみ巧みな話しぶりで、関心を高めていた。

講演2:ニチコン蓄電システム企画部・山本隆禎氏
講演2:ニチコン蓄電システム企画部・山本隆禎氏
ポイント1「いつも」街乗りは、太陽光発電で、ポイント2「もしも」の停電時も電気を使えるから安心、ポイント3:あなたの暮らしに「ずっと寄り添う、ポイント4:作った電気を「無駄なく」つかえる。トライブリッド蓄電システムについて(蓄電池ユニット・増設ユニット・トライブリッドパワコン・室内リモコンV2Hスタンド)、毎日のクルマのエネルギーコストは0円に。単機能蓄電システム「EES-U3S1」2019年1月発売、系統連系型 新型V2Hシステム解発019-5月発売、ZEH,ZEH+補助金、本年度、来年度補助金動向、「補助」から「規制」へ。H31年度当初予算 災害時活用家庭用蓄電システム補助金、についてなど。講演は聴衆の心理をつかみ巧みな話しぶりで、関心を高めていた。

会員発表、古峰聖治 氏(PV-Net神奈川 世話人)
「出前発電所、ベランダ発電も新たな時代か?」
先日、消費者庁が発表した「住宅用太陽光発電の火災事故報告について、その概要を説明、会員等に注意を喚起した。これにはJPEAとJEMEが見解を示している。
電池の種類、電池の容量、格安バッテリの闇、リチウムイオン電池の事情。鉛VSリチウム特性比較。ポータブルバッテリを試してみた。その内容、充電特性、定孵化特性、使用器具(扇風機・冷蔵庫・洗濯機・掃除機・除湿器などを稼働させてみたデータ。フレキシブルモジュールの紹介。

会員発表:古峰聖治氏」A
「PV-Netかながわ発電所:会員アンケートによる発電所の仕様は、正会員241人中70発電所について、設置場所神奈川県内、稼働開始1995年3月8日、平均稼働年数:約13年9か月、設備容量276kw、平均設備容量:3.94kw、総発量:2369mwh(平均年間単位発電量:892.6kw/年),【注】
会員数が微減で、メガソーラーは遠くなりました。

質疑応答も活発に行われた
この約80%が2019年11月にFIT満了となる。〇毎年なぜ同じようなアンケートをやるか、
最低でも年1度はシステム条件や発電量を意識してほしい。〇累積発電量を確認しよう。〇できれば毎月のデータを記録しよう。その他アンケート結果を次に記す、
FIT後について、(75人中)・考えている=17.3%、・考えていない=53.3%、・無答=29.3%、
データ記録状況、(75人中)・PVカルテ ・登録している=46.7%、・登録していない=25.3%、・無答=25.0%、発電量記録 ・記録しているー58.7%、・=記録していない=18.7%、・無答=22.7%
以上三講師の発表に対して、今年は質問時間に余裕を取ったので、いろいろ細かい質問まで多く出ていた。

16:30に予定通りに終了した
16:30に予定通り終了。17時過ぎから今年も近くの「道」という料理店に場所を移して懇親会を開いた。本年は2人の講師をご招待したが出席していただけなかった。
横谷 記



コメント