例年6月、県環境農政局環境計画課、とTVKとが組んで毎年行っているイベント「アジェンダの日2013」、tvk「収穫祭」が、今年はアフリカ会議が横浜市で開かれる関係で日本大通りが借りられず、前倒しで5月25日(土)、26日(日)に開催されることになった。

出展場所として、昨年に引き続き「象の鼻パーク」が割り当てられた。日本大通りほど観客が流れてこないので、日本大通りの方を希望したが、NPO関係の団体は、「象の鼻パーク」ということになった。

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PV-Netのブース
やはり日本大通りとは観客のにぎわいで格段の差がある。主催者の県に日本大通りに混在させた方が盛り上がるのではと意見を言うと、象の鼻パークは、管理しているところが、公園で物の売り買いは禁止しているとのことで、こちらにメーカーや店を出展させることができないのだという。どうも腑に落ちない。(写真参照)

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メーカーや店は出展していない
 
ただ、よかったのは、広いスペースにソーラーパネルなどを自由に並べて置けたので、都合がよかった。

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ブースのあった象の鼻パークの会場

出展内容は、例年とほぼ同じで、
1 ソーラータウン(愛知万博で披露した畳1畳ほどのソーラータウンのジオラマ)
2 太陽光発電でドン!(手回し発電機と太陽光パネルとの発電競争)
3 移動式独立型電源「出前発電所」のモデルによる発電実験でDVDビデオの放映とソーラータウンの電源として利用した。
4 噴水(太陽電池パネルの発電した直流電源で、風呂から洗濯機へのポンプを利用できる)
5 おもちゃのソーラーグッズで遊ぼう(子供向け)
6 太陽光発電なんでも相談コーナー(太陽光発電関係の説明パンフレットなども配布)
7 太陽光発電に関する各種説明パネルの展示(ブース内に掲示)

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PV-Netのブースの賑わい

初日の25日は、今年10周年を迎えたPV-Netの記念イベントが重なってしまった。どちらも活かしたいので、世話人の都合を聞くと人手不足になることがわかり、厳しい選択となった。近隣グループや、会員に声をかけて応援してもらい、午前9時から準備作業にかかり、何とか11時の開場にこぎつけた。午後は一部に人に記念イベントに出ないでこちらをお願いし、午後は東京恵比寿の会場に出かけた。

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日本大通りから象の鼻パーク方向
 
朝のうち曇り空だったが、次第に晴れて良いお天気となった。
観客も1時半ごろから増え始め。3時ごろまでがピークとなった。

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お父さんがんばって

「ドン!」には、家族連れも多く訪れて、子供さんの後はお父さん、お母さんも挑戦していた。ソーラータウンはやはり動く電車がお目当てで、子供たちに人気がある。どうしても電車にさわってみたいのが小さい子供心理、すると脱線して動かなくなる。すぐ動くように直したいが人手不足でままならない。
この日ドンに挑戦者は60名であった。
 
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県庁の屋上から見た象の鼻パーク

2日目は9時半から準備をした。前日以上に好天で太陽電池は好調に発電。噴水はスイッチを入れた途端に1mほど勢いよく吹き上がり、あたりが水浸し、あわててパネルに覆いをかけて発電を抑えた。ほぼ一日中覆いをしておき、観客が来ると外しては説明する。このパネルいいねえと感心していた。

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 県庁の屋上から日本大通

「ドン」を運転するパソコンやプリンターのなどの機器が、直射日光を受けて発熱して狂いだすのでこれも覆いをして対応する。

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 頑張って太陽光発電所ネットワークに勝って!

今年展示に力を入れた、「出前発電所」のモデルには関心を示した人がかなりいた。「ワークショップをやっているのです」というと、やってみたいという人もいて「出前発電所」のチラシを持って行く方も多く、40人ぐらいはいた。「いつどこでやるかはホームページに載せますから、それを見て申し込んでください」と話しておいた。

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頑張ったスタッフたち

「象の鼻パーク」広い広場をぐるり取り囲む多くの出展団体のブースの前付近に観客の姿はあるが、後は人通りも少なく、献血車で、献血を呼びかけるスピーカーの声が空しく響いている。

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ソーラーグッズは子供たちが興味津々

この日も午後1時過ぎからは、日本大通りの方からも人が流れ込んでくるようになり、3時頃がピークとなった。暑さもピークに達し、スタッフ一同水分補給をしながら対応をした。この日ドンに挑戦したのは71名であった。

午後4時閉会ということで、片付けに入ったが、噴水はなお西日を受けて最後まで頑張っていた。

横谷 記