さる3月3日、第1回目の「出前発電所を作ろう!」というワークショップが、予定通り相鉄線「いずみ中央駅」横の「泉ふれあいホーム」泉区ボランティアセンター「多目的研修室」で行われた。

この日、ひな祭り当日にもかかわらず事前予約をしていた方々、神奈川の会員、一般の方、東京地区、遠くは中部地区の会員の方まで集まっていただいた。その数は、実習組(ご家族を含み)6組、見学を合わせ15人であった。
講義風景2
「出前発電所を作ろう!」ワークショップ講義風景

午後1時ちょうどに始まり、前半は約1時間講義で、オームの法則を踏まえた電気の基礎知識、太陽電池の仕組み、蓄電池についてなどを世話人古峰聖治さんがわかり易く話されていた。


講義風景3
古峰さんによる講義風景その2

休憩をはさんで、2時15分ごろからいよいよ組み立て実習に入った。材料の確認から順次手順が15項目ほどに分けられて進められた。

実習風景「線の長さ32センチに切って---」
いよいよ実習のはじまり 

「手元の赤と黒の線、赤がプラス、黒がマイナス、それを32センチの長さに切ってください。ボックスのふたにセンチのメモリがあるので、それで測れば簡単です。」などと古峰さんの声が飛ぶ。


実習風景「これから配線です」
これから配線です

実習風景「線の長さ32センチに切って---」
線の長さ32センチに切って……

実習風景「手が震えるね--」
手が震えるね…

おもしろいのは、100円ショップで探してきた包丁立てなどのグッズを利用して、コントローラーやインバーターをくくり付けて、それをバッテリーと並べてコンテナボックスに組み込むというユニークな作戦である。固定にはこれも100円ショップで求めた板切れや突っ張り棒を使うのである。
 
実習風景「ボックスにうまく収納して--」 (2)

実習風景「ボックスにうまく収納して--」

実習風景「動作を確認、完成です」
動作確認。完成です!

簡単なように思われた組み立て作業が、案外戸惑い、手間取っていた。午後4時過ぎまでかかり6個の発電所の動作確認が済み、無事に完成し、思わず喜びの拍手が沸いた。

この後、出来上がった「出前発電所」は、注文で用意された大型車輪のキャリーにしっかり積まれて、それぞれの家路に向かった。
(講義、実習風景の写真を参照)

次回、第2回ワークショップ「出前発電所を作ろう!」は4月14日(日)が計画されている。

横谷 記